eduroam接続サービス
eduroam は欧州にて開発・普及が始まり、2017年8月現在、世界約89か国(地域)・国内185機関にて利用されている、無線LANローミング(相互利用)サービスです。欧州のGÉANTが運用し、日本国内では国立情報学研究所により企画・運用が行われております。
eduroamは、教育・研究機関におけるデファクト・スタンダードなシステムです。海外においては、空港・駅・病院・市街地などでeduroamサービスが広がりつつあり、初等・中等教育機関への導入も進んでいます。eduroamは、学術分野の研究者が利用していることから、MICE※の展開には欠かせないサービスの一つです。
国内外の「eduroam」加盟機関に所属し、当該機関でアカウントを発行された児童・生徒・学生・教職員は特段の設定を必要とせず、高いセキュリティを有する無線LANを利用することが可能となります。グローバルサイトは、宿泊施設・展示会場・会議場・集客施設等、学外の各種施設へのeduroam普及につとめ、オーナー様と安全・安心な公衆無線LANを提供することで、MICE誘客の推進に努めていきます。
※ MICEとは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(企業等の行う研修旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字を合わせた言葉であり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称です。
NGH接続サービス
一つのアカウントで異なるアクセスポイントに自動的に接続する次世代公衆無線LAN(Next Generation Hotspot)への接続サービスです。セキュア公衆無線LANローミング研究会が運用中のJP Hubへの接続を行っておりますので、対応する公衆無線LANアクセスポイントへは、初回に設定するだけでJP Hubから繋がる世界中のアクセスポイントに設定することなく、瞬時に接続します。
※ JP HubはWireless Broadband Allianceが主催し、世界各地の都市で提供されるCity Wi-Fi Roamingトライアルに参加しています。公衆無線LANを次世代ホットスポット(NGH)基盤で結ぶことにより、ひとつのアカウントで相互利用(ローミング利用)できる環境を構築しようとする、世界規模の実証実験です。第2回目となる2017年は、6月20日から8月20までの期間、20程度の都市を結んで開催されています。
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